ウォークアップ・ニーの開発は、テーピングの問題点であるかぶれと擦過傷に大きく関係があります。
テーピングは、周知のとおり変形性膝関節症に有効です。しかし、変形性膝関節症にテーピングをするということは、毎日貼る事に他なりません。人工筋肉テープは、比較的肌に優しい粘着糊を使用していますが、さすがに毎日同じ場所に貼ると、どうしても肌にトラブルが起きてきます。
当院にも、人工筋肉テープが良く効くから毎日貼ってくださいと言う患者さんがおられました。
変化が起きたのは、テーピングを始めて1週間を過ぎた頃からです。徐々に肌にかぶれや擦過傷等が見られるようになってきました。しかし、患者さんは人工筋肉テープの使用を止めようとはしませんでした。真赤になった肌のトラブルより膝の痛みのほうが遥かに強かったのでしょう。
このような状態になっても人工筋肉テープを使用したいなら使用できる出来る方法を考えようと思い 毎日出来るテーピングをコンセプトにサポーターの開発に乗り出しました。